合気道:達人によって知れ渡った武道

合気道の歴史は、大正末期から昭和初期に遡ります。開祖である植芝盛平が日本古来の柔術、武術などを研究したのが始まりと言われており、そこに独自の精神哲学を融合し誕生させました。合気道の最大の特徴と言えば、相手の力を利用し、相手を制することです。合気道は他の武道とは異なり、自分から仕掛けることがありません。成立しないので、試合などもありません。実践的な利用としては、あくまで護身のために使用するものなのです。実際、合気道から派生した「護身術合気道」という、そのものの名前を冠した流派も存在します。

「試合がないのなら、何を目標に合気道を行っているのだろう?」という疑問を持つ方もいらっしゃることでしょう。もちろん、目標はあります。原則として、級段位制を採用しており、昇級、昇段審査が一つの目標になります。また、その技を披露する場である演舞大会などが行われますので、そういった大会を目標とする人も少なくありません。

達人:塩田剛三

一般の方が「合気道」と聞いたときに、一体何を想像するでしょうか。それはやはり、「向かっていく人が次々と投げ飛ばされていく」という、どこかで目にしたあのイメージではないでしょうか。そのイメージを作り上げたのが、合気道界の伝説的達人、塩田剛三です。

現在でも、その映像はYoutubeなどで見れるようになっています。まだ見たことがないという方は、是非一度ご覧になってください。合気道とはまさに、合理的な身体の使い方や、身体のメカニズムさえ理解すれば、小さい人でも相手を投げ飛ばすことができるスポーツなのです。